MUSIC BAR JAMのKing Yoshino Rodriguez Ⅲ

 最近よしのが大変お世話になっているお店、MUSIC BAR JAMで、一応は定期的にライブイベントをやるようになった。イベント名を特に決めているわけではないので、「MUSIC BAR JAMのキング・ヨシノ・ロドリゲス」と勝手に呼んでいる。

 コンセプトは「よしのと誰かのライブを、ゆっくり、じっくり噛みしめる」ことだと思っている。基本的にはよしの+ゲスト一組でやっているが、ライブハウスよりも近い距離で、カジュアルな雰囲気で、腰の据えやすい場所で聴くと、その人のコアの部分が露わになるんじゃないかと思っている。そういうコアの部分に魅力を感じている人をゲストで呼んでいきたい。

 

 第一回は昨年11月によしのが一人で2時間くらい演奏した。二回目は1月篇、石田ラベンダーさんに来てもらった。あんまり共通点がなさそうに見えがちかもしれないが、実は石田さんとよしのは似た者同士なんじゃないか?と疑っていたので出てもらった。フタを開けてみればスタイル的には全然違っても、よしのと石田さんの地続きな部分も感じ取れた1日だったと思う。

 

 と、いうような感じで、出演者のスピリットとかアティテュードの部分がまぜこぜになって結果的に生じる味わいを噛み締める、というのが醍醐味なイベントだと思う。あと、主催者であるよしのの「本人ですら未だに掴めていない」人物像の研究にも是非役立てていただければ幸いである。

 

 次回は3/21にオクムラユウスケさんをお迎えする。初めて見たのは6年くらい前で、そのときは&Not Sportsだった記憶がある。その時はとてつもない衝撃とほんの少しのシンパシーを感じたが、その後何度か共演する中でよしのが感じ取った、あの激烈大迫力パフォーマンスの奥に見え隠れするユウスケさんのブルースの正体を突き止めたいと思い声をかけた。

 祝日の夜、重たい何かがもたらされる日になりそうな気がなんとなくしている。当日は投げ銭ライブです。
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「音楽のための場所」に「音楽をやる人」と「音楽を聴く人」だけが存在するプリミティブなやり取りを楽しみにしています。