ブライアン・ジョーンズ

ブライアン・ジョーンズ

The Rolling Stonesの初代リーダー。

ブルースのカバーバンドだった最初期のストーンズの音源を聴けば、彼がどれだけブルースが好きだったのか、そしてストーンズの顔として仁王立ちしている様がすぐ目の前にあるように分かる。

明らかに1人だけ洒落てて、金髪で、ギターも上手くて、ハープもシタールもどうかすると木琴も弾けてしまうブライアンがどう考えても抜群にカッコよかった。

 

ミックやキースが曲を書くようになり、曲の書けないブライアンはストーンズの隅に徐々に追いやられていった。薬も増えた。キースには女も寝取られた。

映画「One Plus One」やR&R Circusのブライアンを見ていると、よしのは悲しくなる。Begger's Banquet収録のNo Expectationsはよしのは辛くなって最後まで聴けない。プライドが高く、それでいて複雑な性格のブライアンが変化するストーンズに乗り遅れ、自らが生んだストーンズに惨めにも敗北したブライアンの姿が痛々しいほどよく分かった。その後ブライアンはプールに沈んで死んだ。

 

よしのの最も好きなロックンロールバンド、ローリング・ストーンズの最も好きなメンバーはと問われれば、よしのは迷わずブライアン・ジョーンズだと答える。よしのはまだ27歳で死ぬことをあきらめていない。