ミランバーズ引退。

 King Yoshino RodriguezⅢはミランバーズを引退します。

 

 先日Twitterで報告をしたが、なんの前触れもなく、あまりにも唐突で身勝手な形になってしまったことはあらゆる方々に対して本当に申し訳ないと思っている。しかしよしのとしては熟慮した上で出した結論なので後悔はしていない。何故引退するに至ったか、色々と本当に熟慮したので到底全てを語ることはできないが、今までミランバーズの1/4として応援してくださった皆さんに、引退する理由を述べようかと思う。

 

 早い話が、「もっと自力でやりたい」と思ったからよしのは引退する。

 よしのは曲を作る。そして歌う。それを一人でやっていたところ、ミランバーズに加入してギタリストになったのだが、よしのは最近「もっとこんな曲を作りたい、こんな風にやりたい」というのが誇張抜きで湯水のように湧いてくるようになった。よしのが勝手に過小評価していた自分の曲や声のことがどんどん好きになってきた。吾ながらそれはとてもエキサイティングなことだと思う。よしのの一番やりたいことはよしのから湧き出るR&Rをよしのの手で形にすることだということを確信してしまった。

 ミランバーズに加入して、バンドでギターを弾く喜びをよしの如きには過分なほどに味わうことができた。「このバンドでやりたい」というこだわりもあった。ソロでやるライブも続けてはいたし、どっちが優先というのはないつもりだったが、よしのの中に「ソロ活動は細々やればよかろう」的な気持ちもなかったとは言えない。しかし、よしのすら気づかない間にその気持ちにも少しずつ変化が出てきた。4人が全員「ミランバーズで」演奏することに情熱を注ぎ込んで初めて最高のバンドになり得ると信じているよしのにとって、他にもっと興味があることができた以上このままバンドを続けることは自分の気持ちにも他のメンバーにも不誠実だと思い、ミランバーズから引退することを決めた。

 

 …非常に言い訳がましいと思う。よしのが人生で言った中でも最大級のワガママだと思う。メンバーに「引退したい」と初めて言ったとき、反対・説得は覚悟していたが、それでもメンバーは受け入れてくれた。ジローさんから「話してくれてありがとう」と言われたことは多分忘れられない。よしののワガママですら尊重してくれるメンバーには感謝してもしきれない。ありがとうございます。

 ミランバーズを見守ってくれている皆さんにもほとんど相談せず決断してしまったことも申し訳ない。世の中に星の数ほどいるロックバンドのいちメンバーが引退することなど日常茶飯事だと思うし、こんなに大袈裟に色々と述べなくてもいいのではないかとよしのも思ったが、それでは不誠実極まりないと思い今駄文を書き連ねている。よしのにそう思わせてくれているのも、ミランバーズを誠実に応援してくれていた方々なのは間違いない。お世話になりました。これからもどうぞよろしく。

 

 よしのに誠実でいてくれる人にはそれ以上に誠実でいたい。

 

 ここまででなんとなく分かるかもしれないが今のよしのはKing Yoshino Rodriguez史上最もカッコいい状態だと思うし、その最大値は更新されていく予定である。よしのワールドはとっつきにくいが、目に物見ちゃって下さい。

 

 駄文もあまり長いと目に毒なのでこの辺りで切り上げることにする。失礼します。